2.2 3種類の検索キーワードを理解する

まず「企業と個人のブログ戦略の違い」を復習しておきましょう。

\個人と企業・専業のブログ戦略比較/

個人のブログ戦略企業・専業のブログ戦略
狭く深く広く浅く
厚利少売薄利多売
自分ひとりで記事を書く複数のライターが書く
個人の体験談や感想を書く検証や研究、調査、比較の結果を書く
自分の価値観や世界観を主張する多くの人に受け入れられるフラットな意見を書く
カテゴリー全体で勝負する記事単体(キーワード単体)で勝負する
ミドルキーワードスモールキーワードを狙うビッグキーワードミドルキーワードを狙う

ここでは、最後の行に書かれる3種類のキーワードの理解を深めていきます。

  • ビッグキーワード
  • ミドルキーワード
  • スモールキーワード
さくちょ

いずれも明確な定義はありませんので、あくまで目安としてイメージするために覚えていただければ幸いです。

目次

ビッグキーワードとは

ビッグキーワードとは、おおむね下記の通り覚えればOKです。

単語数1語
月間検索数の目安10,000回〜
キーワード例ソロキャンプ
評価の対象ブログ全体

もしキャンプブログを運営するのであれば、上表で書いたような「ソロキャンプ」の1語で上位表示したいと誰もが夢見るでしょう。(「ソロキャンプ」の1語で検索上位を取れれば、恐らく月収8桁は達成できるのではないでしょうか)

ただ、これはブログ全体での評価になります。

ブログ全体の評価とは、次のイメージです。

  • 記事単体の評価
  • ブログ全体の記事数
  • ブログの運用歴や更新頻度
  • 外部から言及されている数やその質
  • サイト運営者の専門性や権威性、信頼性…など

なので、1語キーワードの検索結果で1,2位の記事を比べたとき、1位の記事の方が薄っぺらい内容であるケースもあるでしょう。

さくちょ

基本的に、個人ブログでビッグキーワードを狙って戦うのは無理があります。

ミドルキーワードとは

次にミドルキーワードとは、下記のイメージです。

単語数2〜3語
月間検索数の目安1,000〜10,000回
キーワード例ソロキャンプ テント
評価の対象記事群(カテゴリー)

ミドルキーワードは、今回の例でいうと「ソロキャンプテント」の記事群、すなわちカテゴリー全体でもっとも評価される記事が1位になるイメージです。

ビッグキーワードの例と同じく、すごく良い記事を書いても、それより薄っぺらい記事が1位になっているケースもあるでしょう。

記事全体を充実させることで、カテゴリーでの勝負は個人でも十分狙えます

さくちょ

個人ブログはカテゴリーを充実させて、ミドルキーワードで上位表示を狙うのが基本戦略です。

スモールキーワードとは

最後にスモールキーワードとは、下記の通り。

単語数3語以上
月間検索数の目安0〜1,000回
キーワード例ソロキャンプ テント 初心者
評価の対象記事単体

スモールキーワードは「ロングテールキーワード」と言われることもありますね。

スモールキーワードは、良い記事を書けば個人でも記事単体で上位表示を狙えます

さくちょ

ここで覚えてほしいのは、ビッグ・ミドル・スモールでの評価の方法です。ここを理解すると、何をすれば検索上位を取れるのか分かるようになります。

ここで伝えたかったこと
  • ビッグキーワードはサイト全体での評価になること
  • ミドルキーワードはカテゴリー全体での評価になること
  • スモールキーワードは記事単体での評価になること
  • 個人ブログの基本戦略は、スモールキーワードで検索上位を狙い、その集合体(カテゴリー)で検索上位を狙っていくこと
  • そしてカテゴリーを1つずつ増やして、サイト全体を強くしていくこと

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