ここまで何度も掲載してきましたが「個人と企業のブログ戦略の違い」を再確認しましょう。
\個人と企業・専業のブログ戦略比較/
個人のブログ戦略 | 企業・専業のブログ戦略 |
狭く深く | 広く浅く |
厚利少売 | 薄利多売 |
自分ひとりで記事を書く | 複数のライターが書く |
個人の体験談や感想を書く | 検証や研究、調査、比較の結果を書く |
自分の価値観や世界観を主張する | 多くの人に受け入れられるフラットな意見を書く |
カテゴリー全体で勝負する | 記事単体(キーワード単体)で勝負する |
ミドルキーワードとスモールキーワードを狙う | ビッグキーワードやミドルキーワードを狙う |
そして、これもくり返しの説明になるのですが…
個人ブログで重要なのは「情報よりも提案」です。
動画で見たい人はココ!
情報そのものには価値がない
個人ブログでは「情報を出す=提案する」であり、情報そのものには価値がありません。
誰でもアクセスできる公式サイトの情報などを並べるだけなら、読者はわざわざ個人ブログにアクセスする理由がないのです。
1次情報や2次情報を集めてインプットする目的は、いずれも「提案につなげるため」と考えてください。
現実に置き換えて考えてみましょう
「情報には価値がなく提案が重要」とは、ブログに限った話ではありません。
ちょっと例え話をすると…あなたが頭痛がひどくて病院に行くとしましょう。
せ、先生…頭痛があまりにツラくて大変なんです。。
なるほど。頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、これらは「3大慢性頭痛」と呼ばれています。
まず片頭痛とは、脳の血管が拡張して痛む頭痛で、脈打つような痛みが生じ、吐き気を伴う場合も…(云々云々)
一般的に頭痛の原因は精神的・身体的ストレスであることが多く、パソコンなど長時間同じ姿勢を取り続けていると…(云々云々)
そ、そんな事はどうでもいいから、はやく薬を出してください…
このように、病気の知識(=情報)だけ教えられても困りますよね。
それよりも「自分はどの症状なのか?」や「どの薬を飲めば良いのか?」、「薬以外の予防方法はあるのか?」などの、診察結果に対する処置(=提案)を知りたいはずです。
現実にこの例のような医者はいないと思いますが、ブログになった途端、この医者のように提案のないケースをよく見かけます。
「一般受けするフラットな意見」にも価値がない
提案とは「自分の意見や考え」のことですが、「一般受けするフラットな意見」や「読者の悩みや願望の解決に繋がらない内容」だと意味がありません。
先ほど出した頭痛の例だと…
ドラッグストアで売っている「バファ〇ン」は、鎮痛効果があるってテレビCMで言っていますよ。
頭痛がヒドイなら、仕事を休んでベッドでゆっくり寝ると良いでしょう。
こんなありきたりな事を言われても「そんなの知ってるよ!何のために病院に来たと思ってるんだ!」と怒りたくなりますよね。
ライバルのマネや何も考えず型に当てはめるだけと…やってしまいがち
ライバル記事をリサーチしすぎたり、何も考えず型に当てはめようと必死になっていると、次のようなことを書いてしまいがちです。
よくあるイマイチな提案例
買った方がいい人
買わない方がいい人
このような誰でも思いつきそうな提案は書く価値ないし、むしろ書かない方がいいと思います。
Googleは「独自の意見を発信するブロガー」を評価すると言っている
先ほどからあたり前のような話を書いていますが、Googleも公式で「独自の意見を発信するブロガー」を評価すると記載しています1。
さらに、元の販売者から直接コピーされているコンテンツは「内容の薄いアフィリエイトページ」として、価値がないことも公式で語られています2。
画像の文字が見づらい場合はここをクリック
- 内容の薄いアフィリエイト ページ
-
内容の薄いアフィリエイト ページとは、商品のアフィリエイト リンクを含むページです。商品の説明やレビューは元の販売者から直接コピーされていて、独自のコンテンツや付加価値はありません。
アフィリエイト ページが、独自の価値を付加することなくアフィリエイト ネットワークでコンテンツを配信するプログラムに参加しているものの場合、内容が薄いと判断されます。こうしたサイトの多くが、同じコンテンツや類似コンテンツを同一サイト内や複数のドメイン / 言語間で複製した、画一的なサイトやテンプレートのようなサイトです。検索結果ページから複数のサイトが返され、そのすべてのコンテンツが同じである場合、内容の薄いアフィリエイト ページとして、ユーザー エクスペリエンスの低下を招きます。
ただし、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトが、すべて内容の薄いアフィリエイト サイトというわけではありません。優れたアフィリエイト サイトは、有意義なコンテンツや機能を提供することで付加価値を付けています。たとえば、価格、独自の商品レビュー、厳格なテストと評価、商品やカテゴリのナビゲーション、商品の比較などに関する追加情報を提供しています。
くり返しになりますが「情報よりも提案」を意識して1次情報・2次情報を集め、記事に反映していきましょう。
- 個人ブログで重要なのは「情報よりも提案」であること
- 提案するために1次情報や2次情報をインプットするべきであること
- 「一般受けするフラットな意見」や「読者の悩みや願望の解決に繋がらない内容」だと提案しても意味がないこと
- Googleも「独自の意見を発信するブロガー」を求めていること
次のパートはこちら